よくある質問ブリッジ治療

Q.ブリッジ治療とはどんな治療ですか？

A.

ブリッジは、失った歯の両隣の歯を支えにして人工の歯（いわゆるセラミックスなど）を固定する治療法です。
具体的には支えとなる両側の歯を削り、その上に橋渡しのように被せ物を被せることで、見た目や噛む機能を回復できます。
取り外しのない固定式のため、安定した噛み心地が得られるのが特徴です。

Q.ブリッジ治療のメリットはなんですか？

A.

ブリッジ治療のメリットは、違和感が少なく、しっかり固定されるため噛みやすいことと、セラミック治療（保険適応外）を選択すると見た目が自分の歯に近く自然なことです。また銀歯と違い表面に小さな傷がつきにくく、コーティングされているので汚れがにくかったり、経年的にも歯とセラミックの隙間が生じにくいので、虫歯の再発を防くことができます。

Q.ブリッジ治療のデメリットなんですか？

A.

ブリッジ治療は、支えとなる両隣の健康な歯を削る必要があることと、支えの歯に負担がかかってしまうことです。
また、失った歯の部分の土台の骨（歯槽骨）が痩せてしまう可能性もあります。
痩せてしまうと隙間が生じ、食べ物が挟まりやすくなることもあります。

Q.ブリッジ治療と入れ歯治療、インプラント治療の違いは何ですか？

A.

ブリッジ治療は両隣の歯を削って固定する治療です。
入れ歯は取り外し可能な人工の歯を作成します。 インプラント治療は、顎の骨に人工の根を埋め込む方法です。自分の歯に近い機能や見た目ですが、手術が必要になります。
ブリッジは取り外しのない固定式の歯を装着する方法です。

Q.ブリッジはどんな人に向いていますか？

A.

ブリッジは、失った歯の両隣に健康な歯があり、しっかりと被せ物を支えられる歯のある方に向いています。
また、インプラント治療時の手術を避けたい方にも適しています。
ただし、支えの歯に負担がかかるため、歯の状態によってはブリッジ治療を行うことが難しく、他の治療法をご提案することもあります。

Q.ブリッジは何本まで対応できますか？

A.

基本的には1～2本の歯の欠損があった場合に適用されますが、支えとなる歯の状態や本数によっては6本以上も可能です。
ただし、支えの歯に大きな負担がかかるため、多くの歯を失っている場合は、インプラント治療や入れ歯のご検討をおすすめします。

Q.ブリッジ治療の流れを教えてください。

A.

歯の状態を確認し、治療計画を立てます。
① 支えとなる歯を削って型を取る
② 削った歯を保護し、噛み心地や見た目を維持する仮歯を入れる
③ 完成したブリッジを装着し、調整
④ 定期的なメンテナンス
という手順で行います。

Q.ブリッジ治療は痛いですか？

A.

支えとなる歯を削る時には麻酔を使用するため、治療中に痛みを感じることはほとんどありません。
ただし、麻酔が切れた後にしみたり、軽い違和感が出ることがあります。 これらの症状は、数日～1週間ほどで落ち着く場合が多いです。

Q.ブリッジの治療期間はどれくらいかかりますか？

A.

通常、2～4回程度の通院で治療が完了します。
治療期間は10日～3週間程度です。
歯の状態により、治療期間が長くなることもあります。

Q.ブリッジ治療中は歯の抜けたところはどうなりますか？

A.

仮歯を使用しながら治療を進めます。歯の抜けた部分にも仮歯が入りますのでお食事には支障はありません。

Q.ブリッジの費用はどれくらいですか、保険適用されますか？

A.

歯を失った部分が1本のブリッジの場合を例に挙げると、
保険適用であれば約2～4万円程度です。（保険適用は部位により制限があります）
自費診療では、材質により異なりますが、30～50万円程度です。
セラミックスなど見た目にも優れた素材は保険適用外ですが、噛み心地をはじめ耐久性や清掃性にも優れています。

Q.ブリッジを入れるために健康な歯を削るのは問題ありませんか？

A.

健康な歯を削ると、その歯の寿命が短くなってしまう可能性があります。
また、支えの歯に負担がかかるため、将来的に支えている歯が弱くなるリスクもあります。
そのため、歯の状態によってインプラントや入れ歯などの選択肢も併せて検討すると良いでしょう。

Q.ブリッジはどれくらいの期間使えますか？

A.

治療後もメインテナンスに通院するなど適切なケアをすれば、7～10年以上使用できます。
ただし、支えとなる歯の状態によっては、数年でやり直す必要が出ることもあります。
定期的な歯科検診を受けることで、歯とブリッジを長持ちさせることができます。

Q.ブリッジの日常でのメンテナンス方法を教えてください。

A.

歯ブラシに加えて歯間ブラシや専用のフロスを使い、支えの歯と歯ぐきの間の清掃行うことが大切です。
また、歯科医院でのメインテナンスを受け、定期的にブリッジ周囲の細菌や汚れを取り除くことも大切です。

Q.ブリッジの下に食べ物が詰まりやすいのですが、どうしたらいいですか？

A.

歯間ブラシやブリッジ専用のフロスなどを使って、工夫して清掃しましょう。
歯医者さんでやり方のコツを教えてもらうのもおすすめです。

Q.ブリッジの下に細菌や汚れがたまるとどうなりますか？

A.

虫歯や歯周病のリスクが高まってしまいます。
毎日のお口のケアが大切です。 歯みがきが苦手な方は、歯科医院で歯みがき指導を受けるのもおすすめです。

Q.ブリッジが取れたり、欠けたりした場合はどうすればいいですか？

A.

ブリッジが取れたり欠けたりした場合は、できるだけ早く歯科医院にご相談ください。
また、ブリッジは捨てずに、歯医者さんにご来院時に一緒にお持ちください。

Q.ブリッジが取れた時は市販の接着剤で付けても大丈夫ですか？

A.

無理に接着剤で接着すると噛み合わせが悪くなることがあるため、市販の接着剤などは使用しないでください。

Q.ブリッジの色や形は選べますか？

A.

保険適用のブリッジは金属やレジン（白いプラスチック）が一般的でかなり制限があります。自費診療ではセラミックやジルコニアなど、より自分の歯に近い自然な色や形を選ぶことができます。
その方の状況やご希望に合わせてご提案します、お気軽にご相談くださいね。